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深呼吸する惑星(サンシャイン劇場ver)
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2012.01.10 Tuesday 18:20というわけで、1月8日(日)マチネで
2回目の、そして最後の「深呼吸する惑星」を観て参りました。
今さら基本情報はいらないと思うので割愛。
あ、USBメモリは1000円でした。
先月の時点では買うつもりがなかったのに、
終演後に勢いで買っちゃいました(苦笑)。
さて、ここから先は深い感想です。
ネタバレも含みますので、お嫌な方はこちらでお別れです。
ご来訪ありがとうございました。
改行中
こんな感じでよいかしら?
では、そろそろ。
まずは軽めの話から。
今回、当日券で来ていた友達が席を交換してくれ、
最前列(上手端)で観ることができました。
体の止め方、指の動き、目の動き、声の出し方。
最後の第三舞台で精いっぱい生きる役者さんの
どんな小さな動きもできるだけ見逃さないように
見たいところを見たいだけ見てきました。
最前列だから感じられる気持ちを受け止めてきました。
流れ出る涙を放置して力いっぱい拍手してきました。
第三舞台の解散について、
自分が先へ進むための区切りだと記者会見で語っていた鴻上さん。
その発言通り、この作品は第三舞台の集大成でありながら
同時に鴻上さん個人の集大成でもあると感じました。
“自殺”“核(放射能)”“学生運動”“裏切り”
これまで何度も鴻上さんが取り組んできたテーマが
どれも同じ比重で描かれていました。
だから、遊びを入れる隙間がなくなっちゃったのでしょう。
いつもの第三舞台よりは遊びやギャグが少なめ。
逆にシリアスシーンの台詞は浅めにして
芝居全体が重たくなりすぎないようにしていたと思います。
作家は自分の傷が浄化するまで、
同じテーマを何度も書き続けるのだそうです。
※故・栗本薫さん談
鴻上さんの心の傷が癒えたとき、
芝居のテーマが変わり、役者に求めることが変わり、
作品のふり幅が変わるのかもしれません。
第三舞台という最終兵器を敢えて捨てた鴻上さんが、
これからどんな作品を生んでくれるのか?
変わるもの、変わらないもの、
どちらも見続けて行きたいと思います。
第三舞台は憧れでした。
そのすべてに憧れました。
その思いは解散しても消えることなく、
これからも憧れつづけます。
もちろん、過去ばかり見るのではなく、前を見ながら。
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流星ワゴン
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2011.12.21 Wednesday 20:5612月18日、演劇集団キャラメルボックス
クリスマスツアー「流星ワゴン」を観て参りました。
重松清さんの同名小説が原作です。
主人公は家族との間にできた溝に気づかず、
気づいた時には修復する気力を失くしていた38歳の男。
彼は何故か赤いオデッセイでドライブする親子に拾われ、
ある旅へと出かけます。
主人公とその父親、主人公とその息子、
オデッセイに乗っている親子、
それぞれの父子関係に溝や後悔が存在します。
修復できる部分もあれば、何も変わらない部分もある。
変わらないけれど変わった部分もある。
作品としては、きちんと光を描いて終わっているのですが、
この作品が力になる人もいれば、
逆に現実を思い出して逃げ出したくなる人もいると思います。
受け取る側の心ひとつで随分変わるんじゃないかなぁ。
私はその中間くらい。
心痛むところもありましたが、
最後は顔を上げて微笑むことができました。
12月25日(日)まで池袋サンシャイン劇場で上演中です。
オデッセイに乗っている息子役の女優さんが
とってもとってもキュートなので、ぜひ注目してください!
さて、ここから先はネタバレを含みます。
お嫌な方は、こちらでお別れです。
ご来訪ありがとうございました。
あ、今年はこの作品がライブ納めになる予定です。
この一年もありがとうございました。
来年も楽しくレビューを書いて参りますので、
よろしければ引き続きお付き合いくださいませ。
良いお年を!
改行中
お! みき丸の写真でも入れておくか!

こんな感じで。
さて、今回の作品は
キャラメルの原作ものによくある、
メインキャスト以外は一人数役こなしちゃう系でした。
普段は主役を演じている役者さんたちが、
もったいないくらいにチョイ役で登場しまくります。
あまりのチョイ役ぶりに、
“フラストレーション溜まらないかしら?”と
ちょっと心配になってしまうほど。
まぁ、みなさん楽しんでやってらっしゃると思いますが。
綾ちゃんのラーメン屋さんの店員さん、
ももこさんのピグ系ギャルは、その最たる例ですね(笑)。
メインキャストはみんな良かった。
西川さんはまだ出しにくい音があるようですが、
以前に比べて今の自分との付き合い方が上手くなった感じ。
1作品ずつ良くなっています。
三浦くんは、前作も安定していたけど、
今作も安定感バッチリでした。
いつの間にか、ちゃんとした役者になったのね。
そして、今回一番驚いたのが、子役2人。
林貴子さんは、づかっちと見まごうルックスと
伊藤ひろみさんを思わせる魅力的な声で、
本当にはまり役でした。
原田樹里ちゃんは子役ができると思っていなかったので
男の子に見えるだけで合格点(笑)。
時折、ちょっと女の子が入っちゃったけど、
経験を重ねれば、もっともっと男の子になれると思います。
本当は芝居を観てから原作を読もうと思っていたのですが、
内容が私には重たかったのでパスすることにしました。
重松清さんの作品は未読なので、
明るめのお勧め作品があったら教えてください! -
ア・ラ・カルト2〜役者と音楽家のいるレストラン
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2011.12.14 Wednesday 20:5512月13日「ア・ラ・カルト2〜役者と音楽家のいるレストラン」
を観て参りました。
1989年から毎年12月に行われている作品なのに、
どういうわけかこれまで縁がなかったんです。
なかなか行く機会に恵まれなかったのですが、
今年は昇太師匠がゲスト出演。
行きたいと思いながらも、
日程的に厳しくてチケットを買っていませんでした。
※12/11・13・14が出番だったのです。
ところが、えんぶSHOPにチケットプレゼントが出ていまして、
「チケットもらえるなら行きたい〜」とダメ元で応募。
それが見事に当選したのでした!
バイオリニストの中西俊博さんなど、一流奏者による生演奏と
上質なトーキー映画を思わせるオープニング。
心ときめく物語あり、フリートークあり、ダンスあり、歌あり、
クリスマスツリーみたいな作品です。
日替わりゲストがあまりにもガッツリ出ているのも驚きました。
もしも好きな役者さんなどが日替わりゲストに出ているなら、
絶対に観に行くべきですよ〜〜〜〜〜。
12月26日(日)までやってます。
多分、当日券もあると思いますのでぜひ!
さて、ここからはネタばれを含みます。
お嫌な方はお別れです。
ご来訪ありがとうございました。
いやぁ、中西さん素敵でした。
あ、ベースのクリス・シルバースタインさん、
私服(?)のサンタクロースみたいでした。
こんなもんでいいですかね。
さて、そんなわけで、初めてのア・ラ・カルト。
実は高泉淳子さんを生で観るのも初めてでした。
少年から老女まで幅広くこなすことは知っていましたが、
私には女性を演じている方が魅力的に映りました。
コミカルでトリッキーな動きをするのは、体力的に厳しいのかも。
少し動きが重く見えました。
後半に登場した老女は、すごーーーーく素敵で
役のつくり方も目からうろこでしたね。
声を低くしなくても、きちんと老女だと伝わるなんて!
同じく初めての山本光洋さん、本多愛也さんは
給仕の仕草や体のキレの良さにほれぼれ。
中山祐一朗さんはウエイターとしての動きは二人に及ばないものの
しっかり自分の役割をはたしていたと思います。
でね、昇太師匠ですよ。
ほんと、日替わりゲストなので、ちょっとしか出ないと思ってました。
フリートークに近いような感じで5分くらい。
ところが、まーーーー、出るわ出るわ(笑)。
最初は予想通りのフリートーク。
噺家のユニフォームとも言える和服(羽織付き)で登場しました。
「ずっとおひとりなの?」というお約束の話を聴かれた昇太師匠。
これはこの後の芝居へのプロローグだったのです。
で、ここからはスーツに着替えてお芝居へ。
※生着替えされるのかと思ったら、さすがに袖に帰りました(笑)。
役者さんなら台本なしで進むのでしょうが、
噺家さんなのでメニューに台詞が書いてあったようです。
「昨日と同じじゃダメなの?」と最初は泣いていた師匠ですが、
なんとかメニュー覚え合戦(笑)を乗り越えたところ、
「『ここから先は、自分の考えでお話ください』だって」と絶望的な状況に。
恋愛話を振られ、制服好きだとか、
小田急デパートに勤めていた彼女に振られた話を吐露してました(笑)。
理想の運命シチュエーションでは、
「寄席でつまらない落語家の話を聴いて同じ部分で笑った女性と、
中世城郭の堀切を見てお互いに感激しているところで再会する」
というものでした(笑)。
そんなくだりが終わり、休憩を挟んで後半へ。
協賛しているメルシャンの広告ナレーションを読んだり、
黒紋付きと袴の姿でスタンディングの小話を披露したりしつつ、
そのまま「My Blue Heaven 私の青空」を歌い、トロンボーンを演奏。
さらにラストでは黒のタキシード姿で登場して、
芝居とエンディングの歌に参加していました。
今回、「来て良かった〜」と思ったのは、
いろいろと貴重な姿を観られたから。
まず、ワインを飲んだり、
ナイフとフォークで本当に料理を召し上がったりします。
こんなん、プライベートショットに近いでしょう(笑)。
さらに、後姿が見られます!
いや、これ、本当に貴重ですって。
普通の落語会とか芝居じゃ、演技じゃない後姿なんて見られませんよ。
歌はね、よく歌ってるのでレア度は低いですが、
青山円形劇場という小さな空間で聴けたのは、お得だったかも。
本当に本当に素敵なお芝居でした。
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第三舞台「深呼吸する惑星」
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2011.12.12 Monday 16:0612月11日、第三舞台封印解除&解散公演
「深呼吸する惑星」を観て参りました。
まだ1月まで公演がありますので、まずは基本情報。
上演時間はカーテンコール込みで2時間15分くらい。
書くまでもないかもしれませんが、休憩はありません。
珍しくグッズが数種類販売されています。
タンブラー1200円、USBメモリ(値段は忘れました)など。
鴻上さんは定位置で出迎えてくれます。
今回の作品は第三の……というより、鴻上さんの集大成ですね。
そして、卒業式の答辞のようなものだとも思いました。
私は第三も最後の数作品しか観られませんでしたが、
それでもやっぱり同じ時代に生まれてこられたことに
心から感謝したいと思いました。
さて、以下はネタばれしまくりますので、
お嫌な方はこちらでお別れです。
アクセスありがとうございました。
※ちなみに、感想がうまくまとまらず、ひどいことになっています。
そうそう!
昨日は平田敦子さんと野口かおるさんが
ご来場になっていました。
あっちゃん、やっぱ目立ちますね(笑)。
この辺でいいですかね。
私は開演前に流れる定番曲に思い入れが強かったのですが、
著作権の問題があったのか、今回は使われませんでした。
これは本当に残念。私にとっては第三舞台の象徴だったのに。
暗転明け、舞台上に喪服で並ぶ7人。
「朝日〜」のオープニングとほぼ同じダンスに、
私の涙腺はいきなり崩壊。
んーーーーー、やっぱダメでした。
物語は意外にもSFがメインです。
ここまで明確に異星を打ち出した作品って、過去になかったように思います。
※異星人の容姿のイメージはデスラー総統?
そして、登場人物が抱える苦悩も、
テーマとしては存在していなかったと私には思えました。
第三舞台への未練としては、「ファントム・ペイン」の方が強かったかも。
今回は本当に何もかも吹っ切った恋人から別れを告げられた感じです。
物語では、地球人と異星人の一部にしこりがあります。
この異星人が日本人で、地球人がアメリカ人なんだと思うんです。
もちろん、主観ですよ。
沖縄問題を案に指しているんだと、私が感じただけの話でね。
それに、賛成とか反対とか解決策とか言ってるわけじゃない。
物語の中で、異星人が地球政府に対するデモを起こし、
声高に「地球連邦軍は出ていけ」と叫びます。
そんな彼に、民衆は期待を持って質問します。
「連邦軍を追い出して、どうやって他の星と戦うんだ?」
「俺たちだけで、どうやって生活するんだ?」
問われたデモのリーダーはそれに対し、「頑張るんだ」と答えます。
そして、「頑張ってもダメだったら?」と問われ
「もっと頑張るんだ」と言い放つのです。
アメリカが日本から撤退したら、大陸の攻撃にどう対処する?
アメリカが日本の産業を買ってくれなくなったら、
どうやって経済を回していくんだ?
私の中でそんな疑問と物語の台詞がダブりました。
この質問に明確に答えられる人がいたら、総理大臣になって欲しいなぁ。
***
私の涙腺崩壊ポイントは、オープニングのほかに
長野里美さんの着ぐるみシーン。
明るく「もう二度と着ないからね」と、
いつものように言っているのに、特別な台詞に聞こえちゃって。
そして、高橋一生くんが言った
「だれかがここから飛び降りたくなったら〜」という台詞。
これは「トランス」で出てくる台詞なのですが、
理由もなく、なんだか勝手に涙腺が決壊しました。
***
物語の最後で、幻覚として存在していた男が
過去の過ちに苦しみ続けた男を抱きしめて言います。
「ありがとう。ブログ、最後まで読んでくれて」
これは鴻上さんからすべてのお客さんに対する謝意だと思いました。
本当に本当に最後の台詞なので、カーテンコールもグショグショです。
勝手に涙があふれて困りました(苦笑)。
さて、私にとってのラストは1月9日(日)。
その時、どんな気持ちになるのか、想像もつきません。
また泣くのかなぁ……。泣くんだろうなぁ……(苦笑)。
あ、今度は劇場入り口付近の写真を、忘れずに撮ってこなくちゃ。 -
SWA FINAL
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2011.12.12 Monday 12:5312月4日、下北沢本多劇場で「SWA FINAL」を聴いて参りました。
今年の2月、ようやく本公演を聴けて喜んでいたというのに、
その公演の楽日に発表されたSWAの活動休止。
今回は新作のネタおろしを数日やり、
ブレンドストーリーを数日やり、
最終日は、よみうりホールでお祭り騒ぎ、
というツアーだったようです。
私が出かけた日は、お祭り騒ぎの前日のソワレ。
師匠方は「この公演が本当の千秋楽」とおっしゃってました。
まずは4人そろっての立ち話。
ユニフォームは赤とグリーンの「クリスマスカラー」。
ちゃんと交互に並んでいらして、下手から緑→赤→緑→赤で
彦いち師匠→白鳥師匠→昇太師匠→喬太郎師匠の順。
企画全体の話とか軽くして、すぐに本編へ。
まずは彦いち師匠の「青畳の女(ひと)」。
柔道一筋に生きてきた女性の恋物語です。
この噺の見せ場は、座布団を相手に見立ててのアクション、
そして、何と言っても“巴投げ”。
普通の柔道の試合じゃ、滅多に出ない技でありながら
ある年代以上の人にはポピュラーな技だと思います。
ちなみに私は、巴投げで思い切り投げられたことがあります。
投げられて楽しい技のトップかもしれません(笑)。
おっと、話がそれました。
でね、その巴投げを高座で披露してくれたわけです。
もちろん、座布団を相手に。
「この技を池袋演芸場でかけたら、
モニターから人が消えたって、大変な騒ぎになったんだから」
というくすぐり入りの巴投げ!
さらに、「今日は千秋楽だから、もう1回やるわよ」
と2回もやってくれました。
いやーーーー、面白かった。
続いては喬太郎師匠の「想い出芝居」。
別れを決めたカップルが、初デートを再現するお話。
このヒロインが「青畳の女」のヒロインの妹で、
怒ると、ものっすごく怖いの(笑)。
こちらの見せ場はカラオケボックスでの熱唱と
「新しい上下(かみ・しも)の切り方を開発したな」
と言いながら、ビルの隙間を進むシーン。
序盤に下ネタが入っていたり、6曲も歌ったりと、
やりたい放題のネタでした(笑)。
それにしても、喬太郎師匠の演る女性って色っぽいよなぁ。
ちょっとその色気の出し方、伝授して欲しい。
お仲入りをはさんでの3席目は
白鳥師匠の「砂漠のバー止まり木」。
失恋した男性が砂漠に傷心旅行へ出かけるという話。
この男性が、「想い出芝居」に出てきた彼氏です。
ブレンドストーリーって、基本はマクラがないのですが
白鳥師匠は堂々とマクラから入りました。
オープニングで「一人だけマクラを振る人がいます」
といじられていたので、白鳥師匠が名前を言っただけで場内は爆笑。
んーーー、おいしいなぁ。
そして、本編では喬太郎師匠をいじって、これまた大爆笑。
「どうして、こんなに共感を得られたんだろう」
と思わず口に出されていたくらい。
この噺の見せ場は……どこなんだろう?(爆)
砂漠に定食屋とバーがあるってところですかねぇ?
ちなみに、この定食屋とバーを営んでいるのが
「青畳の女」のヒロインの旦那さん。
私は「定食屋がある」って台詞からすぐに、
“ともえさんの旦那さんが出てきた!”と気づいて笑ったのですが
大多数の方はネタが明かされてから笑ってたんですよね〜。
彦いち師匠がきちんと前振りしていたのになぁ。
※それとも、ここで笑っちゃいけなかったのか?
そしてラストは、昇太師匠の「パパは黒人」。
頭を上げた瞬間から「あーーーもーーー」と始まり、
それだけで、ちょっと沸く場内。
私も含め「定番台詞から始まった」と思ったわけです。
で、この話の主人公が、例のヒロインたちの末の妹。
パパは3姉妹の実父です。
この噺は、ずいぶん前に作ったらしく、
回想シーンの切り替えが「哀しみにてやんでい」に近い感じ。
そして見せ場は、座布団アクションと黒人の描写!
座布団アクションは、彦いち師匠の踏襲ですね。
そして黒人の描写は……ほとんどジャイアント馬場(笑)。
喬太郎師匠にやってもらったのを元にしていたらしいのですが、
そもそも喬太郎師匠の黒人が酷い。
多分ね、ボビー・オロゴンをイメージされたんだと思うんです。
それが似てないから、馬場さんみたいになっちゃった。
そうそう! 白鳥師匠が喬太郎師匠のネタで受けたため、
昇太師匠も序盤で喬太郎師匠いじりを入れ込んでました。
「どうせアンタなんて、クリスマスに喬太郎独演会に行くんでしょ」
とか
「アタシの友達なんて、ある落語会で6曲も聞かされたそうよ」
とか入れて、ドッカンドッカン受ける!
もちろんラストなので、白鳥師匠も彦いち師匠もいじりましたが
何故かこの日は喬太郎師匠いじりが一番受けてました。
昇太師匠の高座の後は、これまでの歩みやプライベート写真が
スクリーンで流れました。
そして、再びユニフォームに着替えた4人の登場。
裏話なども盛り込みつつ、大盛況のうちに緞帳が下りました。
んが!鳴り止まない拍手!
落語会では異例のカーテンコールが起こってしまいました。
しかも、都合2回も。
「こんなに送り出されて、俺たち死ななきゃダメなんじゃん?」
と喬太郎師匠。
確かに、SWAが活動を休止するだけで、廃業するわけじゃないんですけどね。
それでもやっぱり、SWAとしての公演を聴けないんだと思うと
“ありがとう”の気持ちを込めずにはいられなかったわけです。
あ、私の場合は……ですけどね。
これからは、それぞれの師匠を個別で追いかけます。 -
池袋演芸場 十一月中席 夜の部
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2011.11.28 Monday 19:59さて、ちょっと時間が経ってしまいましたが
池袋演芸場 十一月中席のレポを。
※翌日、あらかた書いてあったのです
古典落語の芝居で楽しんだ後は、本物の落語でもう一番!
というわけで、世田谷から移動し
池袋演芸場で十一月中席の夜席を楽しんで参りました。
この日は落語協会さんの当番。
私のお目当ては、キョン師匠と三之助さん。
どちらも久々ですよ〜。
でね、HPの香盤表には市馬師匠のお名前がありまして、
「生の高座は初めてだわ〜」と
ちょっと楽しみにしていたのですが、残念ながら休演でした。
市馬師匠とは縁がないのかもしれません。
んでもって、前回の芸協さんの時もそうだったのですが、
池袋演芸場って通のお客さんが多いと言われていて、
落語でも奇術でも漫才でも、みなさん、そんな振りをされます。
確かに、大きな手帳を広げている方とか、
色物さんの時には必ず席を外すカップルとかいました。
で、決まって私の顔を見て
「何も知らないで入ってきちゃった人も居るんだから」
というようなことをおっしゃる。
ま、早い話が浮いているんでしょうね。
若くもなけりゃ、奇抜な恰好しているわけでもないのに。
大体、女ひとりで入ってるんですから、何も知らないわけがない!
……おっと、どうでもいい話を熱弁してしまった。
さて、そんな通が集う演芸場だというのに、
この日のネタはメジャーなものが多かった!
こみち姐さんが「本膳」
〆治師匠が「禁酒番屋」
急きょの代演だったので、ネタ帳を確認できなかったのかもしれませんが、
金也さんがちょっとかぶり気味の「家見舞い」
※しかも11月なのに、なぜ冷奴が出る話を?
二ツ目昇進の鈴々舎八ゑ馬くんが「代書屋」
そしてキョン師匠が「へっつい幽霊」
お仲入りがありまして
三之助さんが「金明竹」
ひな太郎師匠が「六尺棒」
という演目でございました。
※トリは、はん治師匠だったのですが、時間の関係で失礼しました。
というわけで、お目当てのお二人。
キョン師匠は柳茶のきもので登場。
ほとんど枕なしの感じで「へっつい幽霊」へと入りました。
これ、へっついを引き取るのに、2つの演出があるらしいですね。
キョン師匠は若旦那と2人で引き取る演出でやっておいででした。
※もう一つは熊さんが一人で引き取るらしい
全体的にキョン師匠のへっつい幽霊はコントに近い感じ。
若旦那の驚き方とか、終盤の幽霊の出方とか……。
あ! うん、西田敏行さんみたいな感じでした。
そして、自分がどっぷりテレビや映画に影響されていると思ったことが一つ。
終盤で幽霊がサイコロを振らしてくれって言うんですよ。
その台詞を聴いたとき、私の頭の中では
幽霊だからサイコロを持てないって方向に行くと予想しました。
でも、落語の中の幽霊はサイコロ振れちゃうんですよ。
しかも、手にまつわるくすぐりが入ったりしてね。
固定観念持ってちゃ、いけないなぁと思いました。
三之助さんは淡藤色のきものに、紺桔梗の羽織で。
こちらも枕はほとんどなしで「金明竹」へ。
三之助さんの与太郎噺を初めて聴いたのですが、
藤山寛美さんみたいな可愛らしい与太郎でした。
与太の時は顔つきも変わるあたりが、さすが柳家!
聴かせどころの口上も、立て板に水。
よどみない台詞回しでございました。
ただ、全体的に、もう少しくすぐりの多いネタが聴きたかったかなぁ。
池袋演芸場って空いているし(笑)小屋そのものが好きなのですが、
噺家さんが構えてる気がするんですよねぇ。
芸協より落協の方が、よりその傾向が強いような……。
演る方も聴く法も、もっと気楽に楽しんで欲しいところです。 -
追悼
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2011.11.23 Wednesday 23:37この辺が女なんでしょうね、泣き過ぎて目が痛いんですよ。
多分、予測ですが、こんな状態はご当人に怒られるんでしょうが。
本当は「池袋演芸場 十一月中席」の
レビューを書こうと想っていたのですが、それどころじゃないですね。
談志師匠が亡くなったと聴き、涙を流しています。
私の好きな噺家さんが敬愛していた噺家さんです。
その哀しみを想うだけで涙が出て来ます。
志の輔さんの会見も拝見しましたが、痛々しいですね。
個人的に言うと、去年の芝浜を聴けて良かった。
感想はコチラ
やっぱり、逢いたい人には逢いに行くべきなんだなぁ……と
今回あらためて思いました。
作家の栗本薫さん(故人)は、書けなくなったら死んだ方がいい
とおっしゃっていました。
談志師匠も、声が出なくなったら死んだ方がいい
と思っていらしたのかもしれませんね。
私は生の高座を一度しか拝聴できませんでしたが、
同じ時代に生まれたことを誇りに思います。
そして、若い噺家さんたちの成長を、家元の代わりに見守って行きます。
談志師匠に合掌。
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江戸の青空 弐
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2011.11.22 Tuesday 02:4311月20日(日)、世田谷パブリックシアターへ
「江戸の青空 弐」を観に行って参りました!
このお芝居の土台になっているのは「古典落語」。
落語が大好きだという千葉雅子さんが脚本し、
これまた落語大好きな松尾貴史さん、
そして本家からは柳家花緑さんが出演しています。
「弐」というからには「壱」があったわけで。
※いや、番号が振られたのは今回からなんですけどね。
当時のレビューはコチラ。
で、今回は再演ではなくて、あくまで「弐」なのです。
簡単に言えば「古典落語を基にした江戸時代の物語」
という骨組み以外は、全部作り変えられていました。
芸達者な松尾さん、植本潤さん、松永玲子さんが舞台をリードし
落語同様、心地よいフラのある芝居を創っていました。
そして、私の楽しみの一つは、台詞や登場人物の名前から元ネタを予想すること。
今回も頭の中のネタ帳をフル稼働させながら楽しみました。
東京公演はこの日が千秋楽だったのですが、
まだ地方公演が残っていますので、ちょっと改行してネタバレを含む感想を。
あ、たまには写真でも入れてみようか?

さて、この辺でいいですかね。
前回の芝居で惜しげもなく美しい肉体を披露したシゲ(戸次重幸さん)。
今回もキャスティングされてはいましたが、
裸体(笑)はカットかなぁ……と思っていたのですよ。
ところがどっこい! のっけから裸体を披露(爆)。
相変わらず素敵な胸筋&見事に割れた腹筋をさらけ出しておりました。
もう、これだけで元とった感じで(笑)。
そいでまた、この時の松尾さんがいいフラしてるんだなぁ。
実に素敵ないい加減さでした。
ただ、松尾さん、リラックスしすぎたのか、
十数分後、娘の行先を小僧さんに問いただす別のシーンで、
思い切り台詞を飛ばしてしまいます。
植本さんの「台詞を飛ばしましたね」という
単刀直入な突っ込みに客席は大爆笑。
シリアスなシーンじゃなし、
落語が基ですから、面白ければすべてOK。
日替わりネタだと思われる、植本さんがネタを振る
茶店の夫婦(松永さんと吉野圭吾さん)紹介は
「未だにパラパラにはまっている」主人と女将。
戸惑いながらもそれらしい動きで台詞を言っていました。
そうそう! 花緑さんにキスシーンがあったのにはビックリ。
遠目から見てもハードなキスを松永さんと……。
いや〜〜〜、花緑さん、よく引き受けた!
でも、役得でもありますから、残りの公演も
めくるめく接吻を見せつけてほしいところ。
基本が「小劇場」「落語」好きな目線なので、
ミュージカルスター(微笑)吉野圭吾さんや、
梨園からお出ましいただいた坂東巳之助さんについては
お伝えできる情報がなく……。
※それにしても巳之助さんの、きものさばきは美しかった〜。
あ!千秋楽一言あいさつがあったんです。
でも、ほとんど覚えていない(苦笑)。
ただ、巳之助さんはこの座組がすごく楽しいらしく、
キャスト全員の名前を呼び、さらにお客さんを指して
皆様のおかげです、と締めていらっしゃいました。 -
ココでココからの話。
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2011.10.11 Tuesday 21:4610月9日、空晴(からっぱれ)第8回公演
「ココでココからの話。」を観て参りました!
ご存じの方も多いとは思うのですが、
空晴は2005年12月に解散した「ランニングシアターダッシュ」の
メンバー5人で結成された劇団。
私は「猛ダッシュ」というファンクラブに入っていたほど好きで、
主宰の岡部尚子さんも、看板の上瀧昇一郎さんも大好きなのに、
なんと8回公演にして初めての観劇となりました。
本当に馬鹿みたいにスケジュールが合わなくて…、
気付けば4年も経っていたんですねぇ。(しみじみ)
さて、今回のお話は、とあるアラフォー女性の物語。
とてもリアルな“あるある話”に、
理想の旦那像と、ほんの少しのファンタジーをプラス。
もちろん、笑いもたっぷり入っています!
観終わった後に、心がぽかぽかする作品です。
この後、福岡、大阪と公演がありますので、
お近くの方はぜひ劇場へ!!!
さて、ここいらからネタバレを含みます。
お嫌な方は、ここでさようならです。
改行中
この辺で良いですかね。
今回のメインはゲストの楠見薫さん。
これまたご存じの方も多いでしょうが、
大王こと後藤ひろひとさん(パコと魔法の絵本の原作者)の奥様です。
プロフィール見ないと気付かないと思いますが、姉さん女房。
楽しそうな二人の生活が、大王のブログに載っていることがあります。
で、そんな楠見さんが演じたのが、
5歳年下の旦那を持つ、バリバリのキャリアウーマン。
家族計画があやふやなまま、今年40歳を迎えるという役でした。
ちょっと私生活ともリンクすると思ったのは、私だけじゃないはず。
そして旦那役を演じたのが、最近テレビでも見かけるようになった上瀧さん。
この旦那が究極の理想の旦那なんですよ。
結構、面倒な(笑)奥さんなのに、
全部わかって、全部受け止めて、深く深く愛しているんだなぁ……。
そんなイイ旦那が居るにも関わらず! 彼女は迷うわけです。
子どものこと、仕事のこと、この先のこと。
周りは次々に子どもができ、親戚からは嫌味を言われる。
自分が本当はどうしたいのか、どうしたら良いのか決められない。
これはあくまでも推測ですけど、
今回のエピソードの中には岡部さん自身の体験もあるんじゃないかなぁ。
脚本家・演出家としての才能も、女優としての実力もあって、
上瀧さんっていう素晴らしい旦那がいて、
空晴の仲間、支えてくれるお客さんの存在があって……。
「子どもは授かりもの」と思っていても、
年齢的に焦ることもあるんじゃないかと。
作品の中で、そういう迷いを吹き飛ばしてくれたのは、家族でした。
これがまた、すご〜く素敵な家族なんだ。
そして、悪人が一人も出てこないのが良いんだなぁ。
うん、この辺、書き手の人柄なんでしょうね。
さて、次回の東京公演は来年2月とのこと。
今度は前もってスケジュールがわかっているので、
きちんと調整して観に行きますよ〜。 -
宇都宮落語会
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2011.09.28 Wednesday 00:56というわけで、久々に宇都宮落語会へ行って参りました!
え? なぜ久々かって?
それはね、前年度の末期から木曜日の開催が多かったからです。
木曜日は仕事の関係上、基本的には脱出不可能。
私が宇都宮落語会へ入会した年は、火曜日の公演が多かったのですが
なぜか前年度くらいから木曜日の公演が続出!
私の観賞権を母に渡し、会費を無駄にしない努力だけ続けていたのでした。
そんなこんなで、久々の観賞です。
今回は五街道雲助師匠のお弟子さん3人の兄弟会。
余計な仕事はしなくて済むよう必死に仕事をしたのですが、
結局は小屋入りが7時半くらいになってしまいまして、
オープニング座談会と、ドラゴンボール・龍玉さんの高座には
残念ながら間に合いませんでした。
ロビーで宇都宮落語会をお手伝いしている元同僚と話をし、
丁度、お仲入りの最中に客席へと向かいました。
ちなみに、会員制の宇都宮落語会は全席自由。
当然、前の方でも1人だけなら空席が見つかるわけで。
今日もセンターブロックの良いお席を確保できました。
仲入り後の1席目は隅田川馬石さん。
客席の反応をさぐりさぐりのマクラが半分くらい。
その中で、ご自身の高座名について話してくださいました。
当代(4代目)の前は志ん生師匠が20日間ばかり襲名されていたそうです。
そして、口ぶりから推測するに、
馬石さんは落語マニアのようですね(微笑)。
この高座名を名乗りたくて師匠にお願いしたということでした。
そうそう! 初代の馬石は
初代・馬生師匠の十傑(優秀なお弟子さん)だったらしいですよ。
そんなマクラから流れ流れて、本題は「安兵衛狐」。
この噺は当代の馬生師匠の高座でしか拝聴したことがないのですが、
サゲやくすぐり、こしらえが馬生師匠とは随分違っていたので、
ある意味でとても新鮮に感じました。
周りのお年寄りの笑いどころが自分と違う点も新鮮でしたね(微笑)。
続いて桃月庵白酒(とうげつあん・はくしゅ)師匠が登場。
歌武蔵さんやキョン師匠に負けじとも劣らない体格の持ち主です。
体が大きい分だけ声の張りが素晴らしいんです!
今日は「佐々木政談」という、
南町奉行のお奉行様と頓智の効く子どもの噺をかけていました。
一見、ハライチの右側みたいな
どことなくやんちゃな感じの漂う容姿と、
艶があって落ち着いた声で発せられるお奉行様の台詞が
白酒師匠の魅力を伝えやすくしていたと思います。
ちょっと残念だったのは、会場が一体となった笑いがなかったこと。
個人的には笑いましたが、みんなで一緒に笑う感覚が欲しかったなぁ。
さて、次回は2月! 開催は月曜日!
小柳枝師匠がおいでになるので、なんとか駆けつけたいと思っています。
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